親子


魅影 「氷雨〜。どこにいる」

氷雨 「(ぱたぱた)魅影さま、呼んだ?」

魅影 「ああ、、その、座ってくれ」

氷雨 「あい」

魅影 「氷雨、、、思い出すのは辛いだろうが、聞きたい事があるんだ」

氷雨 「どしたの?魅影さま」

魅影 「、、、、自分の父の事を覚えているか?」

氷雨 「とう、、、さま?」

魅影 「人里で、母と父と暮らしていたときのことを」

氷雨 「、、、、、父さま、、、」

-----------------------------------------------------------

氷雨 「父さま、笛聞きたい」

風花 「氷雨は本当に、父さまの笛が好きね」

氷雨 「父さまの笛の音、大好き。鳥さんも聞きにくるよ」

幻珱 「そう言われては失敗できないな。氷雨、お前もやってみるか?」

-----------------------------------------------------------

氷雨 「父さま、、、笛、、、、」

(笛の音)

氷雨 「、、、、、父さまの笛だ(だっ)」

魅影 「氷雨!?」


幻珱 「私の笛の音など、もう覚えてはいないだろうな」

由衣 「、、、、そうでもないみたいだよ(外れる)」

氷雨 「(たたたた)、、、とう、、さま?」

幻珱 「、、、氷雨か?」

氷雨 「父さまの笛の音だ。ね、聞きたい」

幻珱 「、、、覚えているのか?これを?」

氷雨 「父さまの笛の音、大好きだよ」

幻珱 「何も、、、できなかった。この私を、、、それでも、、、」

氷雨 「魅影さまも珂晶さまも、珀翠さんも真白さんも
     それから瑚凛も紗那も聖蓮も、
     それから、えっと、みんないるもん。
     父さまも一緒だよね」

幻珱 「氷雨、、、、ああ、一緒にいてもいいのなら
     今度こそ離れはしない。ありがとう」


由衣 「ライバル出現、かな」

魅影 「どうして張り合わなければならない」

由衣 「氷雨が桔梗に懐いた時、それなりに落ち込んだって聞いたけど」

魅影 「、、、、、知らないな」

由衣 「(くす)強がりは可愛くないよ」

魅影 「まったく、、、、口の減らないことだ」


 BACK