恋愛談義

 香玉の場合

瑚凛 「父さん、訊いてもいい?」

香玉 「何かありましたか」

瑚凛 「珀翠さんが喜ぶことって、父さんにはわかるものなの?」

香玉 「珀翠が喜ぶことというより、私がしたいことをしているだけですから
     正確に言えば、いいえ、です。今のところは嫌われていないと思いますよ」

瑚凛 「そうか、、ありがとう」

香玉 「、、、、、」


 戒流の場合

戒流 「ん?瑚凛だ」

麗羅 「近くにいるの?」

戒流 「難しい顔してるな」

瑚凛 「戒流さん、一つ訊いてもいいですか」

戒流 「私でいいなら。どうした」

瑚凛 「戒流さんは、柚葉さんが喜ぶことって知っていますか」

戒流 「、、、、、」

麗羅 「何をしてあげれば柚葉姉さんが喜ぶか、それを知りたいの?」

瑚凛 「柚葉さんが、じゃなくて、好きな人が何をしてあげたら喜ぶか。
     それって、わかるものなのかなって」

戒流 「、、、何でそんな」

麗羅 「理由はともかく、兄さんの考える範囲で答えてあげたら」

戒流 「そうだな、、、逆に嫌いなことは何となくわかるよ。
     何かしてあげたいって思ったら、とりあえず嫌いじゃないか考える。
     物をあげるんだったらどんな色が似合うかとか
     綺麗と可愛いどっちがいいかとか、、、」

麗羅 (柚葉姉さんのことでこんなに喋るんだ)

戒流 「(はた)柚葉には黙っておいてくれよ」

瑚凛 「わかりました。ありがとうございます」(次へ)

麗羅 「絵麻のことだよね、きっと」

戒流 「しっかり者同士、合う気はするけどな」


 彩美の場合

瑚凛 「あの」

彩美 「私か?どうした」

瑚凛 「藍歌さんが喜ぶことって、彩美さんはわかりますか」

彩美 「あいつが喜ぶこと?何でそんなこと訊きたいんだ」

瑚凛 「藍歌さんがじゃなくて、好きな人が何をしてあげたら喜ぶか。
     それってわかるものなのかなって」

彩美 「あいつは結構自分から言ってくれるからな。
     まあ、一緒にいることが何よりだって言ってくれてるし
     実際今そうなってるんだから
     変わらずにいたいとは思ってるよ。
     これが、俺が一番してやりたいこと」

瑚凛 「、、、そうですよね。
     一緒にいたくて藍歌さん追いかけてきたんですよね。
     ありがとうございました」(次へ)

彩美 「気になる相手でもできたか」


 寥牙の場合

瑚凛 「寥牙さん」

寥牙 「はい。私に何か」

瑚凛 「乃亜さんが喜ぶこと、何だか知ってますか」

寥牙 「喜ぶこと、、、乃亜殿に何かあったのですか!?
     私でお力になれるなら何でもします!」

瑚凛 「そうじゃなくて、好きな人が何をしてあげたら喜ぶのか。
     それってわかるものなのかなって」 

寥牙 「、、、驚いた」

瑚凛 「ごめんなさい」

寥牙 「いえ、私こそ失礼しました。その、、お尋ねの答えですけれど、、
     そうですね、乃亜殿が喜ぶことが何なのかはわかりません。
     お互いに、ここに来るまでの昔話もありますから。
     ただ、その昔話の中で生まれた想いを否定することはしないようにと
     今のままの乃亜殿を受け止めたいとは思います」

瑚凛 「難しいね」

寥牙 「これは私の考えですから
     瑚凛は瑚凛なりの考えを見つけてください」

瑚凛 「わかりました。、、、寥牙さんも髪飾りするようになったんだ」

寥牙 「え、、いえ、これは着物を制作された方から頂いたものですから
     せっかくでのすで。香玉も紅い花の髪飾りを頂いていますよ。
     私は香玉ほどは様にならないですが」

瑚凛 「父さんにも会ってきたけど、してませんでしたよ」

寥牙 「、、そうなのですか?(香玉、、言ったのはあなたでしょう!)」

瑚凛 「(、、、あまり言わないでおこう)ありがとうございました」

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