蒼に想う


キリエ 「蒼、、、、私にこの色をね。

      <月光>の紫水の傍らには蒼を名前に持つ者がいる。

      <泡沫>の紫水の傍らにいる私にも蒼を与える。

      大切な想いを留めた者は目覚めの時に蒼を纏い

      彼女が息づく場所を蒼い薔薇で飾った」

紫水  「創り手の紫水にとって想いのつまった大切な色だから

      同じ名前を持つ私たちの近くに

      蒼を置こうと思うのかしらね」

キリエ 「蒼い炎は冷たく見えるけれど

      内に秘めた強さは紅蓮の業火と変わらない。

      同じ名前を持つ貴女も、機嫌をそこねると恐いのかな」

紫水  「あら、、、、、」

キリエ 「貴女の想いがどう揺れようと

      包むだけの自信はありますがね」

紫水  「紫水は私だけではないわよ。その想いも」

キリエ 「いいえ。私にとっての紫水は<泡沫>の紫水だけ。

      それが、創り手の紫水が私に預けた想いなのだから」

紫水  「私にとっての蒼も、貴方だけね」



貴女はこの色に

どれだけの想いを込めているのだろう

出会い 別れ

この色は

笑顔よりも涙を多く知っている

貴女が創ったこの箱庭で

蒼は哀しいほど美しく光を放つ

創り手の紫水

私たち住人に蒼を与えて

己の傍らに蒼を持つ者はいるのかい