Rose in the Sandbeige

 何処から来て何処へ行くのか
 その意味も 目的の場所もわからずに
 彷徨い歩くは夢の旅路

 「ここは、、何処じゃ。何もない。夢か、、
  ん?誰かおるのか?」




 
 浮かぶは幻 眠っていた面影か
 触れれば壊れそうな瑠璃硝子
 「そなたは、、、」
 覚えたのは懐かしい心地よさ

 知らぬ相手のはずなのに
 その微笑に 心の水面が揺れ動く
 華奢な体が 静かに寄り添い



 「我は、、、そなたを知っておるのか?
  何故、何も言うてはくれんのだ」
 「早く、、、目覚めて。
  ここは疲れた旅人を惑わせる場所」
 それでも腕は解きがたく
 そして旅人は思い出す
 守れなかった愛しい人を

 「まさか、、瑠」
 「その名は禁忌 私は幻影」
 「共に滅びてもよい。そなたが何者であろうと。
  信じるのは今の己の想いだけじゃ。
  そなたを、、、愛す」

 落ちる滴は 純白の花に姿を変える


 やがて夜が明け
 命が目覚めを迎えたとき
 旅人は眠りについた

 白い花に包まれて
 穏やかに微笑みながら


 BACK