初顔合わせ(その6)

戒流 「このまま真っ直ぐだ」
麗羅 「わかった」
戒流 「気をつけろよ」
麗羅 「鳳雅、、いるんでしょう?」
鳳雅 「来るな」
麗羅 「このまま行きます」
鳳雅 「来るなと申しておる!」
ガタッ
鳳雅 「いい加減にせぬか!そなたに何がわかるというのじゃ!」
麗羅 「わかります。鳳雅が寥牙に言いたいことは、僕が兄さんに言いたかったことと同じだもの」
鳳雅 「、、、、、」
麗羅 「あの時、離れてみれば愛おしい、大切なものは失ってみないとわからないって言ってたの
寥牙のことでしょう?大切だから、失うことが怖いから、傷つけたくないから
だから離れようとしたんでしょう?僕もそうだった。
でも、やっぱり逢いたくて傍にいてほしいって思うようになる」
鳳雅 「黙らぬか!(麗羅を押し倒す)」
物陰から飛び出そうとした戒流を朧蘭が止める
戒流 「離せ!」
朧蘭 「出るな」
鳳雅 「そなたをこの手にかければ、戒流は我を殺すかの」
麗羅 「そうなれば、、寥牙が兄さんを殺す(駄目だよ、、、来ないで、、)」
鳳雅 「試してみるか?(ギリ)」
麗羅 「グゥッ、、、ほ、、う、、(パタリ)」
鳳雅 「馬鹿がつくお人よしじゃな、、(手を離す)」
麗羅 「、、ゲホッ!、、はあ、、」
鳳雅 「あれはいつもそうじゃ、、いつでも我の前におった。
そのたびに我がどのようなことを恐れておったか」
麗羅 「皆がお互いを気遣っていけばいい。
鳳雅を守りたいと思うのは寥牙だけじゃない、皆です。
寥牙を守りたいと思うのも皆。
寥牙や鳳雅にかかっていた分を皆で分ければ、少しは軽くなるでしょう?」
鳳雅 「戯言を、、、理想論でしかないわ」
麗羅 「そうかもしれない。でも、そうありたいと願うのは無駄じゃないと思います」
鳳雅 「何故じゃ?何故そこまで強くなれるのじゃ?」
麗羅 「強くなんかない。弱いから、そう信じていないと不安でしょうがない。
きっと、傍にいてくれるって」
鳳雅 「約束を違えたときは?」
麗羅 「僕も消えます」
鳳雅 「羨ましいのう、、、」
麗羅 「許すって言ってあげて。理由なんかなくてもいい。
隣にいることを許すって」
鳳雅 「そなたには、、礼を言う」
