聖夜
〜2004〜


蒼月 「またこの日が来たんですね」

狂華 「去年の聖夜にいたのは麗羅までか。ずいぶん増えたこと」

音羽 「この一年いろいろありましたけれど
     一番の収穫は夜想曲さまと実際にお会いできたことですわ。
     来年も毎月誰かしらの一周年ですものね。楽しみです。
     でも、普段着物の方はどう作るつもりなのでしょう」

蒼月 「純粋な和の着物は難しいかもしれないけれど
     中華柄のアレンジドレスは出来ると思いますよ」

狂華 「それともいっそ、夜想曲様の得意分野にするか。
     どちらにしろ、夜想曲様ならいいものを届けてくれるわよ。
     そういえば柚葉のウエディングドレスは届いてるはずよね」

蒼月 「ええ、届いたと。誰にも言ってはいないそうです。
     柚葉に伝わることを心配しているんでしょう」

音羽 「戒流のほうはまだ終わりませんの?」

狂華 「どう渡そうか、必死に考えてるんじゃないかしら」

音羽 「あまり待たせるのもどうかと、、、」

紫水 「お待たせ。皆揃ってる?」

蒼月 「何を持ってきたんですか

紫水 「今年は飾ろうと思ってね」


朧蘭 「一年か、、賑やかになったな」

紫月 「不思議ですよね。それぞれに違うようで、でも何処か似てる。変わらない何か」

聖蓮 「ねえ、母さま。紫水が持ってるの何かな」

紫月 「行ってみる?」

聖蓮 「うん。母さまと父さまも行こう。あ、紗那も呼んでくるから待ってて」

氷雨 「何、、、これ」

聖蓮 「紫水、何持ってきたの」

紫水 「開けていいわよ」

聖蓮 「(がさごそ)あ、クリスマスツリーだ」

紗那 「普通、何日か前に出しておくものだと思うけど」

紫水 「どいうわけかせわしくて、当日になっちゃったの。プレゼント代わりになるかな」

聖蓮 「ねえ、早く飾ろうよ」

魅影 「これを立てればいいのか。少し離れていろ。よ、、」

氷雨 「(ぱく。がじがじ)」

聖蓮 「駄目だよ。食べるものじゃないもの」

氷雨 「おいしくない」

聖蓮 「こうして木に飾るの。天使様とかきらきら光るボールとか。
     好きなところに飾っていけばいいんだよ」

氷雨 「(じっ、、、)」

魅影 「自分のやりたいようにやってらん」

聖蓮 「氷雨はどの色が好き?」

氷雨 「、、、これ、、」

聖蓮 「緑なんだ」

氷雨 「魅影さまの、おめめの色」

魅影 「、、、ありがとう」

氷雨 「、、、雪はないの、、、」

聖蓮 「あれ、、ほんとだ」

氷雨 「聖蓮の、、、髪の色、、、」

聖蓮 「名前、、覚えてくれたんだ」

紫月 「氷雨の髪の色も綺麗な雪の色。聖蓮と一緒よ」

氷雨 「聖蓮と同じ、、(にこ)」

聖蓮 「(つられて笑)紗那の色はどれ?」

氷雨 「、、、う、、ん、、これ」

朧蘭 「蒼、、瞳の色か」

紗那 「こんなに綺麗じゃないよ、僕は」

氷雨 「紗那の色、、、好き」

紗那 「、、、(どこまでわかって言ってるんだろう)」

聖蓮 「綺麗に飾って皆のこと驚かせようね。僕と紗那と氷雨で飾ったって」

     



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