

My dear
珀翠 「私に?」
香玉 「ええ。貴女に似合うと思いまして」
珀翠 「これが一周年ってこと?先に瑠姫だろう」
香玉 「一周年とは別です。そちらは夜想曲さまに頼みますから。
これを見たときに貴女を思い出したんですよ。
それで紫水に調達してもらいました」
珀翠 「ありがと(がさごそ)、、、、、」
香玉 「ね、色目は貴女にぴったりでしょう」
珀翠 「あのさ、、、これって」
香玉 「ドレスですよ。、、、気に入りませんか?」
珀翠 「いや、その気持ちは嬉しいんだけど、、、。
いくらなんでも、肌見せすぎじゃないかって。
(それに、今のお前の格好のほうがどう見ても女だ。
花背負ってここまではまる男ってそういないよな。
はあ、、どうして香玉ってこうなんだろう。
そりゃ、香玉が綺麗なのは香玉のせいじゃないし
その香玉が私を隣に置いてくれてるのは嬉しいけど、、、、
これで自信持てっていうのもな、、、、)」
香玉 「大丈夫ですよ。綺麗ですから。もちろん貴女がですからね」
珀翠 「香玉、、、」
香玉 「私だけの貴女。
貴女の為に何かを考えるのが、とても楽しくて幸せなんです。
出会いがどうあれ、貴女が私の一番大切な相手だって言える。
本当に今が一番幸せなんですよ」
珀翠 「私も、、、きっとそう」
香玉 「このドレス、受け取ってもらえますか」
珀翠 「、、、、、うん。あ、だけどひとつだけ」
香玉 「何でしょう」
珀翠 「私がこれを着て、お前はそのままなのか」
香玉 「確かに、、ドレスの隣にこの着物は合いませんね。
何か借りてきます」
珀翠 「それと、このドレスで宵宮さまとか行かないよな」
香玉 「駄目ですか?」
珀翠 「それだけは却下」
香玉 「わかりました。(残念ですが)では、後で」
香玉 「、、、思ったとおり似合いますよ。
私のほうは戒流の衣装を借りてきましたが、如何でしょうか」
珀翠 「、、、、着る相手で随分印象変わるんだな」
香玉 「どう見えます?」
珀翠 「怒らないか?」
香玉 「はい」
珀翠 「、、、、、お前の場合、誘惑の悪魔」
香玉 「、、、それもまた」
珀翠 「、、、(だ、、だって。こんなにばくばくいってる)」
香玉 「では、それなりのことを」
珀翠 「待った!香玉ん、、、」
香玉 「貴女をいつまででも引き止めておくために、何でもしますよ。
悪魔に手を借りたって、他の誰を犠牲にしようと。
私だけの姫君を守るためなら。私の昔のことは知っているはずですよね」
珀翠 「、、、わかってるつもりだ」
香玉 「あの頃は、たった一人の誰かなど考えもしませんでした。
私の周りには大勢の女たちがいたし、私も適当に相手をしていた。
妖しの里で貴女に会って、貴女だけしか欲しくはなくなった。
その貴女がいてくれるのだから、何をおいても貴女を愛します」
珀翠 「泡になって消えるまで、、、」
香玉 「私だけの人魚姫に」
![]()
![]() |
![]() |
|---|
オークションで見つけたドレスです。色目が珀翠にぴったりでした。
香玉にしてみれば何を着てもただ1人の相手ではありますが。
今の2人なら、人魚姫の物語もハッピーエンドになるでしょう。
ドレス 「Wizardly Moppet(ウィザードリィ・マペット)」様