鬼の道行

 桜のように
 この身を散らせることは出来ぬ

 どのような言葉を受けようと
 この道の先に何があろうとも

 生きろと命じたあの方との約束


 宵闇夜 早く降りておいで

 お前は私の味方をしておくれ

 私ではなく あの方の御姿を
 その闇で包んでおくれ

 桜よ

 散るその姿で惑わせておくれ

 鬼が行くその道に

 闇の護りを願う
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